ジム・スナイパーU説明書完成写真風作例  ページ5

こちらは、肩の赤いダクト部分の塗装です。直線の四角形なので、マスキングテープの直線をそのまま使いマスキングします。
ですが、テープの復元力で、曲面部分などはマスキングが剥がれてくるので、隙間が出来ないよう、しっかり爪楊枝などで押さえつけます。
ちょっと隙間が空いていると、すぐ塗料は侵入します。後悔先に立たずなので、ここは神経質なくらい確認しましょう。

マスキングができたら、下地の白から塗り直していきます。
肩ダクトは細かい部分なので、赤を直接吹いてもそんなに目立たない気もしたのですが、先ほどサーフェイサーの上に塗装を吹いた時のように、色味が変わってしまうのは避けたいので、ここでは念入りに、下地の白からやりなおしています。

さて、こちらは頭部の赤ダクト部分のマスキングです。
こちらは、マスキング側面の直線部分は使わず、マスキングテープをデザインナイフでカットしています。
パーツそのものにキズを付けないよう、慎重な作業が求められます。
しかも切れ味のいいナイフを使わないと、なかなか一発で切れてくれません。
実際にはテープの側面の直線のみで綺麗にマスキングできるなんて事は少なく、ほとんどがこの作業の連続となります。

さて、これは胸部パーツです。こちらはうってかわって、赤い部分をマスキング無しで直塗りしています。
胸部は濃い紺色なので、このままダクト部分のみをマスキング、重ね塗りで隠蔽できると判断しました。
黒やシルバーなど、明度の低い色や、金属色は基本的に隠蔽力が強いので、こういった作業の短縮が出来ます。

マスキングテープが大きすぎる事はよくあります。カッティングマットなどの上に一度貼り付け、細かく切ってから使うという方法もあります。
この場合、パーツに無駄なキズを付けるリスクは少なくなります。ですが、マスキングを一度貼り付けるカッティングマットなどには、
油分やホコリなどが付着していないか、しっかり確認しましょう。

ダクトがマスキングできました。この上からボディのカラーを塗っていきます。ライトブルー同様に、まずは影から塗っていきましょう。

ほぼ黒に近い紺です。一度のみの影吹きでもここまで隠蔽できました。メインの紺色を吹き付ければ、ほとんど目立たなくなるはずです。

さて、こちらは先ほどの肩ダクトです。少しはみ出ていますが、作り手が人間である以上、ある程度は仕方がない部分もあります。
あとは、いかにこういった部分を修正していくか・・・という作業になります。
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