ジム・スナイパーU説明書完成写真風作例  ページ2

完全に乾いたらはみ出ていた接着剤をデザインナイフで削り取ります。

継ぎ目は綺麗に消えていますが、モールド(機械特有のスジボリ。パネルラインとも言う)の一部が埋まってしまいました。

デザインナイフ、ラインチゼル、ケガキ針などの工具で彫り直しです。

こんなもんでしょうか?モールドライン復活です。
継ぎ目は消えましたが、まだまだはみ出し跡が汚いので、更にヤスリがけで綺麗に表面をならします。
これらを継ぎ目消しで接着剤をはみ出させた全てのパーツに行います。

こちらはブルパップガン(マシンガン)の上部の合わせ目消しです。ヤスリが入りそうもないので、ナイフを垂直に立てて、木工のかんながけの要領で水平に削ります。結局細かいヤスリでの表面処理は最後に必要ですが、面倒なヤスリがけの作業もかなり軽減できます。
奥まった部分でも、他の部分にヤスリキズを残すことがありません。
ですが、慣れが必要な作業かもしれませんね。

スネの裏です。ここはパーツが付くので、見えなくなる部分なのですが、余計な突起があるとパーツが合わなくなる可能性があるので、ここの接着剤もザックリと削り取ります。
また、画像左側に白くコの字型に、かなりの段差が残っていますね。ここもほとんど見えなくなる場所なのですが、処理していきましょう。

こちらは、『WAVE』さんの『黒い瞬間接着剤』を垂らしたところです。高価なものですが、一度使うとラクすぎて病みつきになります。
これは、瞬間接着剤の『削れるほど硬い』『速乾性』『肉痩せしない』という点を生かし、先ほどの段差を埋めている所ですね。
固まったらヤスリをかけます。
この黒い瞬間接着剤は、通常の瞬間接着剤ほどガチガチにならず、サクサク削れます。
また、黒く残るので、処理が必要な箇所がしっかり処理されたか、目視が非常に楽です。
ですが、ガッチリ黒く残るので、塗装の時にはしっかりとした下地処理をしないと、透けて見えるなんてオチになります。

しっかり段差が処理されました。通常の瞬間接着剤は透明なので、目視でこうも鮮やかに処理が完了しているというのが解りづらいです。
その点で、黒い瞬間接着剤は無駄が無いです。
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