MODEROID サイバーボッツ BX-02 ブロディア改造
パワードギア版 ブロディア

グッドスマイルさんより発売されたブロディアはサイバーボッツ版でした。またいつもの「他のモデラーと同じことしたくない」病が発症したのと、そもそも私個人がサイバーボッツよりもその前作であるパワードギアを学生時代にずっとやっていたため思い入れが強く、今回はパワードギア版で製作しました。ドット絵のテカテカした感じを出すためキャンディ塗装。そしてあの特徴的な明るく強いオレンジがうまく再現できたと思います。

センサー類はゲーム中ドット絵に合わせて緑にしました。(場合によっては青のこともあるので悩みましたが)また、ダメージ表現はサイバーボッツのイメージイラストを参考にしつつ、サイバーボッツのブロディアともスケールが異なり非常に小型なので、大味なダメージにしています。
特にロボット同士の殴り合いがメインのゲームですので、格闘戦を意識したダメージにしています。

サイバーボッツのキットのままだと、パワードギアと比較するとどうしても肩武装が方から離れすぎてしまいます。これはバックパックのジョイントのデザインが原因ですね。
これは今後専用ジョイントを自作すると思います。

足元の泥汚れは、サイバーボッツのイラストよりも派手目にしました。これにより小型のロボットのスケール感が出ます。サイバーボッツだと1/144程度だと思われますが、パワードギアだと1/48程度だと思われます。

胸部・頭部はディティールアップもこだわりました。胸部左右ライトはグレーっぽい一個成形のパーツだったので、レンズ部分を削り、アクリル削り出しのレンズを取り付けました。
肩部のリベットは、2mmベアリンクを接着して質感と精密さを出しましたが、もっと深く穴をほって埋めても良かったかなぁと後悔。
頭部バイザー部分のレンズはただ穴の凹モールドが空いているだけだったので、極小レンズパーツをクリアーで自作し、クリアブルーを塗装しています。

パワードギアの魅力といえば、道中倒した敵からパーツを奪い、戦闘しながら自分にあったカスタマイズをしていくゲームで、それは後のサイバーボッツでは失われてしまった魅力の一つです。
そういったゲームの趣から、私の大好きなウエポンロードに最適な作品とも言えます。自分の好きなカスタマイズを楽しめる模型は作った後も楽しめるので大好きですね。(パーツ管理が大変ですが・・・。)

今回、はこれらのパーツを3Dプリンターで製作しました。可動・電飾なども含まれており、当店のわりときちんとしたモデリングを公開するのはこれが初めてかと思います。
しかし、道具なので一長一短あるものの、プラ板・パテ工作ではまたいで通りたくなるような形状が簡単に作れるので、良い時代になりました。

パワードギアでは未登場だったブーストナックルです。これはB.ライオットを購入したら付属してきますが、折角なので「パワードギアに登場していたら?」というif要素として製作してみました。
2脚にブーストナックルもポージングで遊べてよりド派手に見えます。なによりこれでも自立できるブロディアさんがすごい。
ただ、欲を言うなら足首のスネ側にもう一箇所関節があって接地面を拡張できても良かったかもしれません。

ブーストナックルは各指が全可動。しかもパーツ差し替え&余剰パーツ無しで左右の切り替えが可能(!?)というトンデモ仕様です。これはすごい!!

ターボジェットは原作以上に塗り分けを多くして4色で塗り分け。メカっぽさを強調してみました。

今回最大の見せ場の一つであるレーザーブレード腕です。ガンプラの余剰PCをねじ込んで5箇所が可動します。またLEDが入っていてブレードが発光します。
この辺はクリアー成形も精密造形も出来る3Dプリンターの強みですね。ケーブルにはHiQさんのメッシュワイヤーを使用しています。

もちろんブレードは外すことも可能。外すと中にLEDが入っているのがよくわかります。

ミサイルは世にも珍しいキャンディ塗装の迷彩です。タクティカルアドバンテージとか細けぇことはいいんだよw それよりもやっぱり肩と離れてしまったことが気になりますね。ここは近いうちに改良しましょう・・・。

前述したとおりですがレーザーブレード腕はこのように5箇所が可動してポーズもよく取れます。ただ問題はバックパックとかなりガッチリ干渉しました・・・。仮組み大事・・・orz

ナパームです。個人的には火力(攻撃範囲)が高くてけっこう好きです。こちらも3Dプリンター出力ですが、レンズ部分は100均のネイル用ジュエルです。

ガトリングロッドというらしいパイルバンカーです。キットでも射出状態のパーツが有ったのですが、廃ランナーに置き換えてキット付属パーツの3倍くらいの長さにしてゲーム中の攻撃を再現しています。
ヴァリアントアーマーはデカいドリルに変形したり、デカいキャタピラに変形したり、かなりのビックリドッキリメカなので、こういうケレン味たっぷりの大味な演出は活かしの方向で製作してみました。

横から見ると長さがゲーム基準なのがわかると思います。「こんなの入ってるワケねーじゃんwww」とかそういう野暮なツッコミは無しで!!それが『カプコン魂』です!!
ガトリングロッド本体も4色で塗り分けました。

シールドキャノンは『シールド』なのでダメージ多めにしています。また、牙突攻撃のダメージも追加してみました。廃莢口にはプラ板を貼ってディティールを追加しています。

ゲーム中、あれだけ殴り合いしてるので、バトルダメージは派手目にやっています。

ミサイル・シールドキャノン・デフォルト二脚の組み合わせです。今後もっと組み合わせを充実させたい作品でもありますね。

2024/4/30日更新 トレッズを追加しました。ゲーム中のブルーグレーの様なメタリックをキャンディカラーで出すのが非常に難しく、「まだ若干いろが明るいかなぁ?」という印象です。
同時並行で作った◆B.ソードマンとはそもそもスケール(世界線)が違う設定でこちらのほうが遥かに小さいので、その分泥汚れは多めにつけスケール感を出しています。

ミサイルと合わせるとちょうどツートンになります。

こちらも、ブレーキライトはヘッドライトと連動して発光します。また、◆ソードマンと同様にトレッズにプロペラントが干渉するので、プロペラントの可動域を広げる改造をしています。

今回、◆B・ソードマンでも同様の改造をしていますが、サブウェポンが肩から離れてしまってかっこ悪かったので、取付部を5mm下げたジョイントを3Dモデリングで新造しています。
また、バックパックのスラスターも9mm切り詰めて、レーザーブレードの肩干渉を改善しました。

やっとレザブレ装備で素立ちが出来るようになりました。楽しみにされていた皆さんお待たせいたしました。

折角なので、ウェザリング前の新車仕様も撮影しました。もうこの仕様には当然戻せないですが、当時のドット絵の印象が強いゲーマーの方はこっちのほうが馴染み深い印象を持たれるかもしれないですね。

今回はウェポンロードディスプレイの趣が強い作品なので、当店独自ブランド『サイクロプスパーツシリーズ』の『ビッグサイズダメージ舗装』を使い、簡易的なベースを作りました。
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