ミニッツレーサーボディ(未製作キット版)改造
GT2010 グッドスマイルレーシング 初音ミク ポルシェ996

今回もミニッツのボディを改造しました。GT2010 グッドスマイルレーシング 初音ミク ポルシェ996です。
今回は、電飾・デカールの追加はもちろんのこと、「実車写真から判別できるものは全て再現する」をコンセプトに、ミニッツボディのある意味の限界に挑戦した作品です。

テールも光ります。リアスポイラーは、付属の物では走行用強度保持のためやむなく、ディティールも何もあったもんじゃ無かったので、それとは別に展示用リアスポイラーをプラ板でスクラッチ。走行時に差し替えで交換できます。
テールライトはフロントのスモールと連動。
トランクフードにもボンネットピンを追加。
マフラーエンドは非常に特徴的な形状で、ジャンクパーツの流用が出来なかったので、プラ棒の先端を削り、プラパイプに詰める形で再現しています。

フロントエアロのダクトは2〜3ミリの厚さで埋まっていたので全て肉抜き。それだけで奥行きがかなり出たので、そのままプラ板を貼って裏打ちしています。フロント中央部の肉抜き部分のちょうど裏に、シャーシ固定用のダボ穴があったので、ダボ穴は完全に消滅。
ここは裏打ちしたプラ板の裏にダボ穴をプラ角棒で新造しています。
エッチングメッシュはハセガワさんの汎用品です。押して良く引っ込んでしまうので、0.3mmの真鍮線を引っかけて引っ張り戻すことが可能。
フロントリップはカーボン調の塗装とし、虫ピンの頭でディティールを再現しています。

今回活躍したのかHiQさんのGLEP3。給油バルブに使用することで金属光沢とハイディティールを得ています。
また、同時にヘッドライトにもGLEP3を使用し、純正とは全く違う、あのGT仕様独自のヘッドライトユニットを再現しています。

ホイールはアオシマさんのキットのジャンク品から移植。似たのが手元にあって良かった。
ブレーキディスクはフジミさんのエッチングブレーキディスクセットを使用。キャリパーはセット付属の物では大きすぎて見た目がかなり違ったため、これまたアオシマさんのジャンクパーツから切り出して使用している。

一番大変だったのが、サイドウィンドウ後部の個人スポンサーステッカー。コレの資料がホントに無い。どうも、個人でスポンサーとして、高額投資した人は、コメントを入れられるようです。ある程度デザインは一定のようですが、文言が個人個人で違うので、調べるのにはかなり苦労しました。
また、サイドウインドウもレーシング使用のスライド窓を再現。OHP用紙を使ったことで、極薄の再現が出来たはいいものの、ボルトが太すぎて大味すぎた・・・。

リアにも大判デカールが入っています。この曲面貼りがホントに大変だった。何より、デカール下のシアンは塗装なので、この文字がうっすら見える色味の差を出すのに神経を使いました。
ただ、塗装は1度やり直しただけあり、この色の微妙な差がデカール貼り付け時に一発で出せたのは嬉しい点ですね。

シャーシは展示用と走行用、どちらにも換装可能。激しくお薦めできませんが、一応は走らせることも可能で、ステアリングのクリアランスも確保しています。
また、LEDユニットは走行用本体電源から電源を取る仕組みだったのですが、展示用シャーシにも電池ボックスを取り付け。
6Vを確保して、全ライトの点灯が可能です。

走行ボディ取り付けによるステアリングのクリアランスです。この後、妙に高すぎるフロントの取り付け位置を修正しましたが、問題なく稼動します。

今回改造を加えた点がよくわかる一枚ですね。プラ板で左右対称を取りつつ、エポキシパテをメインにワイドフェンダー化しています。
フロントのライトカバーはバキュームフォームで新造しています。

元のキットとデカールです。このままではスケールが合わなかったのでダウンスケールしています。

こちらが完成した版下のテスト印刷で、OHP用紙に印刷しています。
印刷ミスで白印刷がズレ1mm横にズレましたが、本番でミスらなければ良いのです。(何回か本番でもミスったけど)
色味などは、一発目にしてはかなり良い出来ではないでしょうか?

完成したデカールがこちらになります。B5です。これは今後、当店でデカール印刷をお考えのお客様にも、良いご参考になるのではないでしょうか?
この作品はriu様のご依頼により、製作されました。

さて、今回はミニッツレーサーの未製作キットボディ(しかもド純車仕様)を改造した、2010GTで活躍したグッドスマイルレーシングチーム初音ミクポルシェ996です。
デカールはグッドスマイルさんから発売になっている1/24専用デカールを買ってきて、ダウンスケールして印刷しなおしています。
髪を意識した模様などもデカールですが、ボディをワイドフェンダー化したことに伴い、ここは市販デカールのダウンスケールだけでは対応しきれず、改めて描き直しています。

また、MDデカールの弱点として、重ね貼りすると透けるという点がありますが、今回はそれが特に酷かったため、側面のミクさんは5枚貼りというデカール地獄です。
しかもそれを極厚のウレタンでコートするというヤバすぎる暴挙に出ています。

市販の電飾ユニットを入れていますが、白2発・赤2発で白には点滅機能が付いていたので、あえてスモールに回してスモールとテールを連動。そしてスモール点滅。ハイビームは独自で回線を自作したので独立発光します。
リアスポイラーはキット付属の物は強度がある物の、非常にアバウトなディティールだったので、展示用を別にスクラッチで製作。走行時に差し替えが可能です。
展示用シャーシもブレーキディスク・パッドやディフューザー、ホイールなどなど・・・見える範囲はプラ板スクラッチや、ジャンクパーツで手を加えています。
ボンネットピン・ワイパー・エッチンググリルなどは市販の1/24用エッチングを使用。グリルはハセガワさんの汎用エッチングメッシュを使用しています。
また今回、燃料ベントやヘッドライトユニット周りなどで、HIQさんのGLEP3が大活躍しました。

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