コトブキヤ 1/100 プラスチックキット
メタルギア RAY
アーセナルギア配備型無人量産機 アーリーモデル

今回は、メタルギア2の量産機ということでしたがキットには大きな違いはなく、デカールさえ調達できれば再現可能でした。
今回は『水物』を意識して、Mr.カラーの艦底色をベースに、混色したカラーとしています。
ただ、劇中では全体的に青い照明がかかっていて、ボディカラーを把握しづらい環境なのですが、『愛国者の子供達』なだけに、「もうちょっと米陸軍的なサンドイエロー調の色だったのかなぁ?」という疑問もあります。まぁ、これはこれで重量感があって好きですが。
ツヤ有りメタリックとつや消しとを併用することで、模型としての情報量の底上げを計りました。
あとは、つや消しの方が「潜水艦っぽいかなぁ?」という安直な理由ですね。

組んでみると思ってたより大きい印象でした。
ヘックス迷彩には当店オリジナルのヘックス迷彩デカールシートを使用してみました。枚数もさることながら、曲面に貼るため、ピッタリ貼れない事が多かったです。
そのため、徐々にズレていく模様をどうやって帳尻合わせするかが特に難しかったです。
また、ネジのパーツは脚部などで一部別パーツ化されていますが、ほとんどは塗り分けなので、革ポンチを大量に用意して、マスキングテープを切り抜き、それら丸マスキングを貼ってマスクしています。
これも丼勘定で100箇所(しかも口径がバラバラ)はあるので、けっこう大変でした。

背部。こうしてみるとプロトタイプベース(?)の機体と異なり、尻尾は短いデザインとなります。アフリカのPMCが『尻尾つき』を使っていましたが具体的にはどういう違いなんでしょ?
ちなみに、バランス的にはやはり尻尾も使って3点で自立させるのがベストかと・・・。
付属の専用ベースを使用してやっと自立しますが、これでもかなり危ういバランスで立ってます。『尻尾つき』もキット化されないかなぁ?
尻尾だけでも相当なパーツ数とボリュームが見込まれますが、箱的にはまだランナー入りそうな気配がありましたね。

今回注目の一つがデカールです。01番機は一番最初に出てくるので、ソッコーで雷電に撃破されますw
こちらもゲーム本編を参考に当店で出力したデカールですが、実は個体で番号がみんな違います。型番ではなく機体番号なんですね。
目が青い(本当はややシアン)のは、01から3つおきの機体なので、04、07、10号機などですね。

ご覧の通り、明るい部分はヘックス迷彩が目立ちません。4でもアップ時のみ見える程度だったので、コレで正解だと思います・・・。
しかしよく意図してこんな塗装出せたなぁ。この辺はテクニックというよりは無駄にミラクルが起こっただけかも・・・・。
つや消しを吹くと意図せず色味がなじんだ偶然も重なり、同じ事を求められると再現が難しいかも知れませんね・・・。

駐機形態。煽りで撮れれば威風堂々なのですが、カメラが大きすぎてそれが出来ず・・・。
なんか土下座してるみたいなんですよねorz

駐機形態は4点接地(腕を接地させれば6点)となります。
ランディングギアは一部差し替えで変形です。ありきたりですが、油圧シリンダーはアルミテープを貼って質感を出しました。

ちょっと面倒ですが、胸部の装甲を外したところにスイッチを設定、ON2回線と、OFFをこれ一つで切り替えられます。
LEDは3つ脚の、2色発光LED(青・赤)を使用。これで、モノアイの発光します。
青は通常機動状態で、赤はGWがハッキングされた暴走状態です。
なお、電池はCR2032が1つです。後々電池交換も可能ですが、極細リード線を切断しないよう、胸部を一度ほぼ全て分解しなきゃならないという恐ろしい仕様ですw
リード線は3本通していますが、首も一応可動は健在です。

通常モード発光です。
今回、撮影時にこの重厚感のある赤サビ色を出すためにかなり拘りました。
結果、ほとんど照明を焚かないという結論に達したのですが、画面が暗めだとLEDが映えます。

マシンガン射撃形態もとれます。なお、この体制をとると、重心が思いっきり前に乗るので、転倒させないようにするのが非常に難しいポージングです。
やっぱり尻尾つきも欲しいですね。
なお、ピンボケでほとんど見えませんが、3連装機銃は市販の真鍮パイプに置き換えました。
1mmの一番細い真鍮パイプを使ったのですが、計算すると口径が12.7〜30mmくらいに達する『アンチマテリアル』に相当するマシンガンでした。
確かにこの規模の機動兵器に積むなら、それくらいの口径がベターですが・・・プレイしたとき雷電あれでバンバン撃たれてたなぁ・・・。(笑)

口の高圧ウォーターカッターは、パーツ差し替えにより開きます。やっぱり口を開くと恐竜の様な迫力があります。
恐らくこの口の中はウォーターカッター基部がガンメタルな事を除いて、それ以外の装甲裏側は航空機のギアボックスのように白一色の設定だと思われます。
しかし、初期設定画のモールドデザインの描写で、便宜上で凹モールドがグレーで表記されているのを見て、「あ、コレ塗り分けたら超カッコイイかも」と思い。一手間加えています。
全然一手間で済まなかったですがw
ですが、キットの描写がそもそも細かい優良キットなので、手をかけた分は素直に結果としてフィードバックされる感がいいですね。
流石はコトブキヤさんです。

GWハッキング(コンピューターウィルス攻撃)による暴走状態です。
みんなよくソリダスをオバチャンにして遊んだよね?www

ベースは専用の物が付属します。コレがないと自立しません。
元々クリアブルー成形なのですが、クールホワイトにて周囲とモールドにボカシを入れて、クリスタルカラーのダイヤモンドシルバーで全体をコート。
最終的にツヤ有りで仕上げています。
これこそ本当に『ちょっと一手間』で簡単なことしかしていませんが、それだけでも見た目がグっと良くなる部分です。
なんとか夏が終わるまでに水物キットの完成が間に合いましたw
KONAMI様より発売の、『メタルギアソリッド2 サンズオブリバティ』より、メタルギアRAY量産機です。
雷電編のラストにてわらわら出てきた、アーセナル配備の無人機ですね。
キット自体は4のメタルギアRAYだったのですが、2のメタルギア戦が個人的に印象的だったので、あの量産型モデルとしています。
HDリマスター版ではどうか分かりませんが、形状だけだとキットと特に違いは無いです。
違いはデカールの一部と、塗装の仕様が違う程度です。
パッケージの作例ではカウルもメタリックで、迷彩模様が入っていました。ですが、関節のメタリックに対し、カウルをつや消しにすると情報量が増えて模型映えすると考え、各カウルはつや消しとしました。
また、製品パッケージのキット作例ではオミットされていたのですが、4のメタルギアはドアップになると、六角形の網がけ迷彩がうっすら施されています。
2の量産機カラーリングではカウルは単色のため、のっぺりしても面白くないと考え、4のヘックス迷彩だけ拝借して、情報量を底上げしています。
ただ、あまり設定を無視しすぎるのも良くないので、4同様やはりアップにしてやっと見える程度の薄い迷彩としています。

このヘックス迷彩はマスキングシートの切り出しを貼ったので、作業は思ってた通り酷い目に遭いましたが、完成後は期待以上の効果を発揮してくれたと思います。

また、目は2色LEDを使用し、通常モードの青と、GWハッキング状態の赤い光を再現。胸部装甲を外すと、スイッチがあり、そこで切り替える事が可能です。

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